飯能の豊かな自然を守ってください――阿須山中土地有効活用事業の中止を

6月4日「加治丘陵の自然を考える会・飯能」の方たちが県庁を訪れ、みどり自然課と懇談しました。柳下県議と秋山県議が立ち会いました。

「飯能市阿須山中土地有効活用事業」とは飯能市が買い戻した土地17ha「土地有効活用事業」としてメガソーラー発電所と調節地としてサッカー場をつくるというものです。この事業の対象となっている山林を会の方たちが調査したところ、埼玉県が絶滅危惧に指定している希少な動植物が生息していることがわかりました。

会の方たちは「阿須山中は豊かな自然の宝庫。この生態系を崩してはいけない」「駅に近いにも関わらず手付かずの自然が残っているのは非常に貴重。多くの人たちがハイキングで訪れている」「開発で失うことは絶対にあってはならない」「市で希少動植物の調査をするという話が出ているが『阿須山中土地有効活用事業』を推進しているのは市であり、市だけで希少動植物を調査することは不安だ。県として調査を実施してほしい」と訴えました。

県の職員からは「市からも希少動植物の生息の話は聞いていて、市が『調査を行うので立ち会ってほしい』と言ってきている。市の調査に県の職員と専門家を派遣しようと思っています。不安を抱いていることはわかりました。会のみなさんも市と県との調査に立ち会いってはいかがですか」と提案があり、その方向で進めることになりました。