
2025.2.17
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日本共産党の伊藤はつみ県議、伊藤岳参院議員は1月15日、埼玉県三郷市内の保育園で埼玉県私立保育園連盟の人たちと懇談しました。深川智加・三郷市議らも出席しました。
保育の公定価格の基準となる、国家公務員の地域手当の級地区分を市町村単位から原則都道府単位にする「大くくり化」で、埼玉県では級地引き下げとなる自治体が多くあります。
来年度の級地区分見直しは見送られたものの、実施されれば東京都との格差が一層大きくなり、保育士確保が困難になると、保育関係者から批判の声があがっています。
懇談では、私立保育園連盟に加盟する県内の保育園の園長らが、「保育士は給料が低いからと、ほかの業種に転職してしまう職員がいる」「東京の保育園の方が月10万円近く給料が高いからと、約20年働いた職員が辞めてしまった」と実態を告発。「地域間で格差があるのは、子どもたちにとっても不平等だ」「もっと保育に予算を使ってほしい」と訴えました。
そのほか、「実習生が8人きても、就職はしてくれない。保育士になることを親が反対する時代」「紹介事業者に紹介してもらったら大変な金額がかかって、大赤字となった」「母子家庭の保育士が『ごめんなさい』と言いながら東京に転職」「男性の保育士が家族のためと東京に転職」「看護師になるとやめていった」「新卒は3年ぐらいとれていない。保育士養成校にそもそもこない」どの先生からもせつせつと訴えがありました。