上尾障害者施設死亡事故 第三者による検証を県に申し入れ

日本共産党埼玉県議団と同上尾市議団は8月4日、7月に発生した埼玉県上尾市の障害者施設での死亡事故に関して県に申し入れました。

糟谷珠紀市議団長は、「事故当日に車に同乗していた利用者は自責の念を強めている」「転園を希望する家族が増えている。県としてしっかり支援してほしい」と訴えました。
田島浩福祉部長は「関係市と連携して対応していきたい」と答えました。

柳下県議団長は「他の施設では当たり前のことがなぜできなかったのか。しっかり検証して教訓にしてほしい」と述べました。

以下、申し入れ全文を紹介します。

埼玉県知事 上田清司様

2017年8月4日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
日本共産党上尾市議会議員団
団長 糟谷珠紀

障害者支援施設「コスモス・アース」での死亡事故に関する申し入れ

日々の県民に対する福祉向上へのご尽力に敬意を表します。

さて、7月13日午後、上尾市戸崎の障害者支援施設「コスモス・アース」で男性利用者が車内に放置され熱中症とみられる症状で死亡するという、痛ましい事故が起きました。
利用者の中には、転園を希望する方が相次ぐなど、不安や迷いなど動揺が広がっています。

報道によると、現在は県警が捜査を行っているとのことですが、あらためて真相の徹底究明と再発を防ぐため、下記の事項について強く求めます。

  1. 第三者による事故の徹底的な真相究明と検証を行い、その結果を公表すること
  2. 利用者とその家族への必要な支援、また心のケアを丁寧に行うこと

以上