利用者ヒアリングも視察もなく、廃止提言―令和6決算審議②

県民活動総合センター・長瀞射撃場、伊豆潮風館、県立元気プラザ、つぎつぎ廃止提言

伊藤はつみ県議は10月24日、令和7年3月に県民活動総合センターや長瀞射撃場の廃止について提言した「指定出資法人あり方検討委員会」について質問

伊藤県議は「何人の委員で、何回検討を行ったのか。利用者や法人自体に聞き取りはどの程度おこなったのか?視察等は何回おこなったのか?最後に委員の報酬はいくらかお答えください」と質問。

9人の委員で5回会議をひらいたとのこと。法人にはヒアリングしたが視察等はしていない。利用者ヒアリングはしていない。との回答でした。報酬は会議1回あたり13800円でした。

さらに伊藤県議は、伊豆潮風館や県立げんきプラザ2館の廃止を提言した「公の施設の在り方有識者会議」について 「何人の委員で、何回検討を行ったのか。利用者や法人自体に聞き取りはどの程度おこなったのか?視察等は何回おこなったのか?最後に委員の報酬はいくらかお答えください」と質問。

委員4人で2回の会合でうち1回で所管課のヒアリングを行ったとのこと。利用者の意見はきいていないとのこと。報酬は鍵1回13800円です。

伊藤県議は

「施設の在り方を検討する機関について、第3者の意見を聞くことは大事だと考えるが、利用者や当事者の意見を代表する立場の参加が不可欠だと感じます。今後の検討の際には、せめて、障害者などの代表は参画させてほしい」と指摘しました。

 

北部地域進行交流拠点の整備、建設費は必要最小限に

また伊藤県議は「北部地域振興交流拠点」について 「県有施設の在り方について議論も行われています。今後の少子化社会において公債費の増加など絶対にあってはならないことだと思います。そのためには新たな公共施設建設にあたっては、必要最小限にとどめる発想が必要とかんがえます。そこで、北部拠点建設にあたって、このような視点は議論されているのか?また建設費の埼玉県負担分というのはいくらと考えていますか?」として質問。

建設費を最小限に試算している。県費負担は今後、という回答でした。

 

地下鉄7号線延伸には1390億円ー埼玉県とさいたま市の負担割合は?

 

さらに伊藤県議は「あと数マイルプロジェクト」について

「 地下鉄7号線延伸問題についてです。先行地域 浦和美園―岩槻間の総建設費用はいくらか?」質問し、企画財政部は1390億円と答弁

さらに伊藤県議は

「地下鉄7号線延伸ですが、埼玉県はこの問題でかなり積極的な役割を果たしてきました。建設費の公負担分の、いくらを県が負担するのか非常に気になります。積極的に延伸を言う以上、県負担は避けられないと考えます。しかし、これまで県負担分をいくら議会の場から質問しても答えはありません。これは、議論の前提を欠いているとしかいえません。ぜひ、このぐらいと明らかにしていただきたい」と質問しましたが、負担割合は明らかされませんでした。