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7月2日に開かれた埼玉県議会議会運営委員会は、さきの12月定例会で採択された「原発再稼働を求める意見書」をうけて、提出されていた原発の廃止などを求める請願3本について、共産党以外の賛成で不採択と決した。同請願は、2月定例会に提出され「県議会の意思は決定されている」「取り下げを求めるべきだ」として継続審査とされていました。
採決にあたって、秋山文和県議は、採択をもとめる発言を求めましたが、自民党県議によって封殺され、議運委員長は採決を強行しました。
以下、団長が発表した談話です。
報道発表資料
2018年7月2日
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子
埼玉県議会運営委員会の原発関連請願の不採択について
7月2日、議会運営委員会は、全ての原子力発電の廃止などを求めた請願など原発関連の3請願を、各会派の討論も認めず不採択と決しました。
昨年12月定例会で、全国でも例のない「原発再稼働を求める意見書」が自民党・県民会議らによって可決されました。この意見書について採択以来県内外から186件の抗議・意見が議長あてに寄せられていました。その後2月定例会には、「国内のすべての原発について再稼働させないことを国に求める請願」「すべての原発の廃止及び自然エネルギーへの全面転換の促進を国に求める意見書の提出を求める請願」「原子力発電の再稼働及び新増設をやめ、自然エネルギー活用の推進を求める請願」が提出されていました。2月定例会では、自民党県議の「議会の意志決定はすでになされている、内容に入るべきではない」との発言から継続審査とされていました。
本日の議運では委員長による、3請願を採決抜きで不採択とする提案に対して、党県議団の秋山文和委員が異議を申し立てました。秋山委員が、通常通り採択を求める意見を述べようとしたところ、田村琢己委員(自民党)が「手続きの問題だ(内容に入るべきではない)」として制止し、委員長が起立採決を強行しました。3請願の採択に賛成したのは、秋山委員のみで、自民・公明・県民・立憲・改革らによって不採択と決せられました。意見表明も認めず採決を強行した、委員長・自民党の乱暴な議会運営は許されません。
本議会運営委員会には、約20名もの傍聴者が駆けつけていました
以上