中小企業への「奨学金支援制度」について兵庫県に話を聞きました

2月4日、兵庫県が行っている「奨学金支援制度」についてZoomをつかって兵庫県の担当者から秋山もえ県議が話を聞きました。

「奨学金支援制度」は兵庫県内の中小企業で従業員の奨学金返済を支援している企業に対し、その3分の1を行政が補助するという制度です。

例えば年間返済額が18万円だったとし、企業分担が6万円、行政(県、政令市、中核市)が6万円補助し、本人返済額は6万円になるということです。

現在176社1764人の方が利用しているそうです。参加している企業からは「新卒採用につながった。助かった」との声も届いているとのことでした。

高い学費が学生と家族に重くのしかかっています。奨学金を借りている学生も多く、しかもその多くが有利子の奨学金です。卒業と同時に数百万という返済がのしかかってくるという方もいます。

こうした奨学金返済を支援する企業を支援することで、中小企業の人材確保や奨学金返済の負担を軽くするという制度は重要だと感じました。

さらにすばらしいと思ったのは、この制度は中小企業むけの制度ですが、福祉職場に対する同じ制度が兵庫県にはあるということです。

高齢者施設などは職員確保に非常に苦労しています。この制度導入で、人材確保が少しでもすすめばと感じました。