コロナから児童・生徒を守るため、教育長への緊急申し入れ

8月27日県議団は教育長に対し、「コロナから、全県の児童・生徒たちを守るための緊急申し入れ」を行いました。柳下礼子県議、秋山もえ県議が県議団を代表して、教育長に申し入れ文書を手渡し、懇談を行いました。

はじめに柳下県議から「新型コロナ感染症の新規感染者が激増しています。特に若い人たちの感染拡大する中で、2学期が始まろうとしています。『学校や部活で感染するのではないか』という不安の声が出ています。そうしたことから学校再開にあたって緊急申し入れを行いました」と趣旨を説明しました。

要望書に基づいて教育長が回答しました。

陽性者が出た場合には濃厚接触者を縮小することなく全児童・生徒対象のPCR検査を実施することを求めましたが、教育長は「陽性者が出れば、保健所が子どもたち行動を確認し、例えば部活動で一緒にお昼を食べた=濃厚接触者ですねと検査を実施してきた。場合によってはクラスで一緒にお昼を食べていたら、そこにも行うなどしてきました。しかし保健所はいまそういう状態にない。そこで文科省が基準を作ると言っているので、それを見て県でも考えていきたい。大規模でのPCR検査の実施をというご要望ですが、全校PCR検査実施となると予算の関係上なかなか厳しいです」と回答。

秋山もえ県議は「教職員も保護者も子どもたちも不安の中で生活しています。私たちのところにも不安の声がたくさん届いています。子どもたちまでワクチンが行き届くには時間がかかります。PCR検査の大規模拡大が必要です。陽性者が出たら大規模にやることとあわせて、教職員に対し、せめて抗原検査を定期的にやるなどして、感染拡大防止に努めてほしいです」と重ねて要望しました。

210825県教委への申し入れ.docx