身近なところに保健所が必要―上尾に保健所設置を

4が16日、秋山もえ元県議、平田道子、新藤孝子、轟信一市議は市民の方とともに、上尾市への保健所設置を求める署名を県の担当課に提出し、懇談を行いました。城下のり子県議が同席しました。

秋山元県議は「コロナを受け、身近なところに保健所が必要と、署名を集めてきました。今日はその2次分をお渡ししたい」と口火を切りました。

市議の方からは「コロナとき、市内の感染者数を聞いても、わからなかった。鴻巣保健所から感染状況について連絡は来るが、1週間後とか。市に感染した市民の支援を要望したが、市は「情報が来なくて」と言っていた。その経験を受け、やはり身近なところに保健所が必要と痛感してきた」「阪神大震災のとき市民の支援のために保健所が重要だったという話を聞いた。感染症対応だけでなく、災害時でも身近なところに保健所を設置し、細かく市民支援をしていくことが必要では」と訴えていました。

担当課からは「厚労省は20万都市に1つの保健所をと言っています。県としましては、上尾市は20万を超えているので市で設置するということではあれば、最大限支援をしていきます」と回答しました。

城下県議は「この間、予算特別委員会で所沢保健所設置について質問を行い、その準備のために越谷市保健所に行って話を聞いてきました。越谷市保健所は建設費として20数億円かかったと話していました。また人材の確保に苦労しているとの話もされていました。コロナを受けて保健所は住民の身近なところに必要です。建設費への支援など、財政的な支援と人的支援をしていただきたい」と述べました。

担当課からは「人的支援については市からの要望があれば答えていきます。建設費などの財政的支援については国に要望しております」との回答でした。