昨年の台風19号被災農家 「営農継続でき感謝」県知事に再建を報告

昨年の台風19号被災農家 県知事に再建報告

10月19日、昨年10月の19号台風(東日本台風)による水害により約1億円余りの損害を受けた米・麦農家の(株)原農場(原伸一社長、110ヘクタール)が農場経営の再建の報告に大野元裕埼玉県知事を訪ね、報告しました。

面会には原農場の原秀夫会長、地元坂戸市の日本共産党新井市議、埼玉農民連の立石会長、松本副会長、県議団の柳下団長、村岡幹事長が立ち会いました。

原農場は農作業を続けることが困難になった周辺の農家の土地をあずかって、作物を育てるなども行っており、地域農業の大事な守り手となっています。

原会長は「河川の決壊により、米、機械、倉庫一式が水没し1億円余りの損害が発生しました。ショックでその直後には農業を諦めかけましたが知事をはじめ農林部、坂戸市の支援により約9割の助成や共済金の支払いが受けられました。以前のように営農が継続でき感謝しています」と報告しました。

 

これを受けて大野知事は「それはよかった。被災当時、一人の離農者も出さないと対策も全力を上げたかいがありました。これからも地域農業の守り手として頑張ってください」と激励。

懇談では今年のコメの出来具合や価格引き下げ、県内一の小麦の「はなまんてん」の作付け、その生産・販売などについて話が弾みました。