県議団、省庁に要請④「少人数学級を、特別支援学校に設置基準を、埼玉県立大学に医学部を」

文部科学省に対し、「10万人の教員増で1クラス20人程度の学級を」「特別支援学校の設置基準創設を」「埼玉県立大学への医学部設置を認めること」などを求めました。

守屋県議は「学校が再開し、先生たちはこれまでの業務に加え、子どもたちの検温、給食配膳、消毒などの業務が加わっている。子どもたちもストレスをためている。一人ひとりに寄りそうためにも密を避けるためにも20人学級を実現しないと子どもたちも先生たちも大変」と発言。また川越特別支援学校を視察したことに触れて「1つの教室を間仕切りして3つの学級が使っている状態。校長は『以上児童生徒を受け入れられない』と話をしていた。こうした実態を文部科学省はつかんでいるのか」と問いかけました。

担当者は「今年5月特別支援学校の実態調査を行っていて、全国で3600教室足りないことは認識している」と回答。

守屋県議は「だったら設置基準をきちんと設け、それに従って、特別支援学校を増やさないといけない」と迫りました。

県立大学への医学部設置については、「将来医師が過剰になるため、新たな医学部設置は認めていません」と回答。

参加者から「医学部を卒業したらそのままその県に就職する人が多い中で、公立医学部がない県は全国で3県だけ。埼玉は人口760万人。この県に公立医学部がないというのは本当に深刻。将来医師が余るというけれど、OECD諸国の中で医師の数は下位のはず。埼玉の医師不足解消のために県立大学に医学設置を」と再度せまりました。