台風被災の障害者支援施設の法人「けやきの郷」の再建に全力を

川越市内の障害者入所施設「初雁の家」はじめグループホームなどが浸水被害を受け、現在も避難中です。

守屋裕子、前原かづえ県議は党川越市議団とともに、避難所である総合福祉センターを訪ね、法人「けやきの郷」の役員と懇談しました。

 

初雁の家は定員40人。グループホームは35人です。現在は14人が総合福祉センターに避難しており、残りの方は在宅にもどっています。

避難所となっている体育館を視察しました。暖房やふろは完備されています。食事も調理施設などの使用が許され、温かいものも出されているそうです。

しかし、体育館に布団をしく集団生活で、男女の間仕切りもありません。

法人からお話を伺いました。

第1の問題は、発災直後の避難の問題です。

行動障害の重い障害者は、発災前に避難はできず、施設内に残り、周辺が浸水してからボートで救出されました。その後避難所である広谷小学校に行きましたが、4階にあるので身体障害の方が使えず、名細市民センターに移動せざるを得ませんでした。その市民センターも13日午前までしか使用できず、名細公民館へ移動。18日になって、現在の総合福祉センターに移動、というように、避難所を転々としました。

また、施設が非常に危惧していることは、運営費が確保できるのかということです。

施設閉所中のため利用者は避難中の14人のみです。しかし、職員は連日出勤して、片付けや自宅へ帰っている方たちの相談に乗っています。介護給付費は利用者の人数で支給されるため、どこまで支払われるのか不明です。

また、総合福祉センターにいつまで避難しているのか。浸水した施設の復旧をどうしたらいいのか。公的な支援はどこまであるのかなども不安の材料です。

守屋県議は、「在宅に戻っている障害者を84歳の保護者が介助している。とても大変。一刻も早く施設の生活をとりもどしてほしいと保護者は望んでいる。」として、一刻も早く施設が復旧できるよう、党としても全力をつくすし、川越市もささえてほしいと語りました。