障埼連がJR大宮支社と懇談 秋山県議が同席

1月14日のJR蕨駅での視覚障害者ホーム転落死亡事故を受け、「障害者の生活と権利を守る埼玉連絡協議会」は23日、JR東日本大宮支社に駅の安全対策の促進などを申し入れ、懇談しました。日本共産党の梅村さえこ衆院議員、秋山文和県議、鈴木智蕨市議、糟谷珠紀上尾市議が同席しました。

川越市に住む視覚障害者の平野力三さんは「JR川越駅は利用者が10万人に満たないが、県立盲学校の最寄り駅で生徒が何度もホームに転落している」と指摘。国の設置基準に満たない駅でも、視覚障害者の利用実態などを踏まえ、ホームドアの設置を進めるよう求めました。
同支社の北野谷伸一総務課長は「まずは、京浜東北線等の駅のホームドア整備を一年前倒しで進めていきたい」と答えました。

肢体障害者の鈴木郷子さんは、早朝における駅の「無人化」によってインターホン対応が広がり、肢体障害者の移動がすごく制限されていると訴えました。
梅村衆院議員は「効率優先ではなく、障害者の移動の権利や安全を守るために駅の人員をふやすべきだ」と述べました。

秋山県議は「県はホームドア整備の補助制度をつくり、17年度当初予算案に約1億円を予算化しました。ぜひ積極的に設置を進めてほしい」と話しました。