「全国狭山茶化計画」ふたたび―茶業研究所視察

6月11日、城下のり子県議は県茶業研究所を視察しました。

茶業研究所はその名の通り、新品種の開発、病害虫防除の調査・研究、そして茶農家への技術指導を行っています。茶業技術研究担当者が16人、農業革新支援担当者が3名、所長、副所長等をあわせて全体で22名体制です。

茶業研究所では大手飲料メーカーの要望を受け、彩の女神、彩の糸という新品種を33年かけて開発し、このほど認可が下りました。この新品種は収穫時期が通常より遅いことから茶への加工の際、加工機器への集中を避けられます。大手飲料メーカーからは期待が寄せられています。

茶業研究所の職員は「この品種が全国に広がってほしい」と話していました。

城下県議が一昨年の一般質問で「全国狭山茶化計画」を応援しようとこの茶業研究所の体制充実を求めましたが、その時のことを思い出しました。

いま世界的な抹茶ブームですが、茶農家が減少しており、茶葉が不足する状況が続いてます。抹茶製造は煎茶製造とは全く別の機器が必要で購入には億単位のお金が必要です。
所沢の茶農家は「抹茶をもっと作りたい。入間では国の補助を使って製造機器を導入するとのことだが、10ヘクタール以上という条件があり、団体を組まないと補助は使えない」と嘆いておられたことから、茶業研究所で抹茶製造の機器を見せてもらいました。

てん茶の乾燥炉
てん茶の乾燥炉 てん茶を粉砕すると抹茶になる


茶業研究所では試験製造として抹茶をつくっています。

煎茶の機器を使いながら抹茶を製造するということも開発できる可能性についても語っていました。それが可能なら埼玉の小さな農家でも抹茶を製造することができると感じました。

茶業研究所では抹茶だけではなく、ほうじ茶や和紅茶も研究しています。和紅茶の生産者の人数は全国2位だそうです。和紅茶は外国の紅茶に比べて味わいがやわらかいそうです。そう言えば少しずつあちこちで和紅茶を見かけるようになってきました。