


子どもたちの居場所となっている川口市立戸塚児童センター

下水道市町村技術職員が足りないー決算審査⑪

市町村の水道局技術職不在が6自治体ー決算審査⑩



11月14日、日本共産党東部南地区委員長である苗村京子氏はじめ、越谷市・八潮市・三郷市・吉川市・松伏町・草加市の市議が「県内の公立病院をまもるために国に対して意見書を提出するよう求める要望書」を県に提出しました。伊藤はつみ県議が同席しました。
報道によると全国の自治体病院の9割が赤字となっていますが、埼玉県東南部では越谷市立病院・草加市立病院が10億円を超える赤字となっています。5市1町で運営している重症心身障害児施設「中川の郷」も同様に赤字運営です。
要望書は①自治体病院への財政補助②診療報酬改定、国・県の特別の支援制度③消費税の控除を国に要望する④中川の郷への国・県の補助などを求めています。
医師会が診療報酬期中改定求める議会請願
三郷市議は「6月定例会には市医師会が診療報酬の期中改定を求める請願を提出し採択された。病院経営は深刻。市内のある病院が精神科入院病棟を閉鎖した。5市1町で運営する中川の郷も重症化がすすみ、専門職を配置するため人件費が間に合わない。77床あるがここが閉鎖となったら大変なことになる」
越谷市は「越谷市立病院は今年度26億円を国から借りた。全国で初めてらしい。12億円余りの赤字決算で、これでは建て替えができない。築50年の建物もある。雨漏りもするし、下水のポンプがくみ上げができなくなった。建て替えのための支援をお願いしたい」
苗村京子地区委員長は「越谷市立病院長と懇談した。救急は『全部受け入れる』と言っている。自治体病院として『受け入れられない』ということは言えないと。ぜひ、支援をお願いします」
中川の郷の積立金も底をついた
松伏町議は「中川の郷の施設長と懇談した。コロナ以降つみたてが底をついた。このままでは人件費が払えなくなる。超重症児が増えていて、今年の赤字は1億円となる見込み」
各病院団体から「これではもたない」といわれている
これらの訴えに対して、県保健医療部保健医療政策課は「令和6年度診療報酬改定が0.88%アップにとどまり、物価上昇においつかない。各病院団体から『これではもたない』といわれている。何回も何回も国に要望してきた。全国知事会としても知事としても。昨日も副大臣とあって要望してきた。『なにかしらの補助』を国としては検討している。県独自は難しく見守りたい」
県福祉部障害者支援課は「中川の郷は国の配置基準ではゆきとどかないため職員の加配を行っている。これに対して年300万円の県単補助を行っている。国に対しては介護報酬の見直しを要望している」
など、発言がありました。
