自衛隊・米軍感染把握をー平和委員会が県と懇談

埼玉県平和委員会は18日、県と懇談し、同会の二橋元長代表委員は「防衛省への申し入れで、防衛医科大学で感染者34人が確認されていたとわかった」と得た自衛隊内の新型コロナ感染状況の情報を提供するとともに、県でも自衛隊や米軍の感染状況を把握するよう求めました。

 

日本共産党の柳下礼子県議も同席しました。

柳下氏は「県としても自衛隊や米軍のコロナ感染状況をきちんと把握してほしい」と訴えました。

県の担当者は、「陸上自衛隊は県危機管理課が、航空自衛隊は県企画総務課が、各基地から記者発表用資料の提供も受けている。防衛医大は通常ルートになる」と説明。「陸自・空自・北関東防衛局から提供された情報はきょうから県企画総務課で把握するよう改める」と明言し、県民からの問い合わせにも応じると話しました。

また、米軍の感染状況については、県基地対策協議会や渉外知事会を通じて、国に定期的な要望や緊急要請をして情報提供を国に求めていると述べました。

 

参加者から「訓練は密で行われている。マスクもつけていないので感染のリスクがあるのでは」「緊急事態宣言中だけでも自衛隊や米軍に対し訓練を中止するよう国に求めてほしい」との発言がありました。