障害者の暮らしの場を考える会が県と懇談

障害者の暮らしの場を考える会_01月27日障害者の暮らしの場を考える会のみなさん約65人が、埼玉県障害者支援課と懇談しました。柳下・村岡両県議が同席しました。

 

 

 

入所施設づくりを計画にいれてほしい

越谷市の保護者は「県の人と話ができると聞いて、いてもたってもいられずに来た。自分たちが死んでも娘が元気に幸せに暮らしてくれること、それだけが願い」だと入所施設整備を要望
川口市の保護者は「夫がガンで亡くなるとき、重度の障害を持つ子どもを短期入所させてくれる施設があったから、夫を看取ることができた」と短期入所施設整備を要望
さいたま市の保護者は「ずっとかわいがってきた子を、どこか遠くの施設にはいれたくない。しかし、近くの施設は30名定員で160人の待機者がいる」
などなど、入所施設づくりを切実に要望しました。

障害者支援課長は
「国は入所定員を減らすよう指導しています。」としつつ
「埼玉県は定員を減らしません。昨年柳下県議の質問に
行動障害や医療ケアの必要な人を中心に受けてくれる施設をつくると回答しました。」
と答えました。
また、

「短期入所施設はとても重要。枠を増やしてほしいと各入所施設にお願いをしています。
老朽化している施設が改修の際には短期入所枠を増やしてもらっています」

「県南部は地価が高く、民間の社会福祉法人では難しいので、市への支援をお願いしています。和光市は市有地を提供してグループホームを作っています」
などの回答がありました。

障害者の暮らしの場を考える会_1

 

 

 

 

 

グループホーム設置に800万円!!倒産してしまう

また、グループホームに住む障害者の男性は
「2月1日に11番目のグループホームが開設されるが、それでもまだ入りたい仲間が10人もいます。1カ所設置するのに800万円(うち300万円は補助)以上かかります。このままでは、かわせみ(社会福祉法人)が倒産してしまいます。
トイレも部屋も風呂も狭いです」
と、グループホーム開設への支援を要望しました。

障害者支援課長は
「県営住宅へグループホームの設置を働きかけています。
調整区域への設置も、都市整備に用途変更ができるよう要望しています。
宅建協会に出向いて、お願いもして、昨年2件実現しました」と回答しました。