1票の格差是正は絶対ー党県議団の埼玉県議選挙の定数・区割り案

城下のりこ

党県議団は、次回埼玉県議選挙の定数・区割り案として、以下の案を提案しました。

埼玉県議会議員の定数並びに選挙区等の改定についての提案

党県議団の基本的な考え方をご説明します。

第1は、1票の格差をすべて2未満に抑えたことです。

また人口の多い選挙区の定数が人口の少ない選挙区の定数より少ない「逆転現象」も解消しています。

議員一人あたりの人口が2倍を超えるということは、1票の価値が半分になるということです。憲法の平等原則に基づく「人口比例原則の緩和の程度は1対2を超えることは許されない」(87年最高裁)との判例にも反するものです。

第2に県民の多様な民意がより反映できるよう、政令市を含め1人区をできる限り見直したことです。

1人区は議席に結びつかない死票を生み、立候補者の減少・無投票区の増加など民意の反映という点で重大な欠陥を持っております。前回の県議会議員選挙でも、15の無投票選挙区のうち、1ないし2人区は14区に上りました。

第3に北1区は定数2としました。

広域で中山間地特有の課題が集中する秩父地域については、その民意が十分に反映できるよう配慮が必要と考えました。

第4に美里町は地元からの要望もあり、北2区としました。

第5は、1979年以降の人口増に見合う定数の見直しを行ったことです。

議員定数は1979年度に94とされて以来据え置かれ、2014年にさらに1議席削減となりました。この間本県の人口は、1979年の482万人から2025年10月1日には728万人へと246万人増加しています。これは県議定数59人の宮城県の人口に匹敵します。選挙制度の根幹は多様な民意をできる限り正確に議席に反映することです。その点において現行の定数93は極めて不十分です。

以上の観点を総合的に勘案した結果、総定数は102となりました。

県民の中には「議員が多すぎる」といった感情があるのも事実です。しかし県議は県民の代表として県政を質す存在です。県議を削減するということは、議会のチェック機能を低下させることです。わが党は議会の役割がますます重要になっている現状において、議員定数に関して単純な一律削減論は適当ではないと考えます。

また、1票の格差を2倍未満とする最高裁判例の遵守と北部地域への配慮を両立させるためには、議員定数の増は不可欠です。

もちろん議員報酬や政務活動費、費用弁償、議会視察の見直し、公用車見直しなどあるべき議会予算の包括的検討は必要であると考えます。

以上をもって提案説明とします。