埼玉県の養豚業を守れ!豚コレラ対策緊急要請

10月15日、埼玉県農民運動連合会は知事あての「危機的な埼玉県の養豚業を守るための緊急要請」を小畑幹農林部副部長に手渡しました。

柳下団長、村岡・秋山文和・前原県議が同席しました。

 

要請は、県内3件目の豚コレラ流行に際してこれ以上の発生を阻止し、農家が営農できるよう、出荷制限農家と埋却農家への助成・支援、一日も早いワクチン接種などを求めています。

家族で養豚業を営むAさんは「ワクチンを心待ちにしている」と語りました。中ヨークシャー種という、一時絶滅寸前に陥ったの品種を飼育しているとのこと。いったん絶滅してしまったら再生は不可能だと語りました。

イノシシから豚舎を守る防護柵の助成が決まったが、3者見積もりが必要といわれ「そんなに知り合いの事業者がいない」と要件緩和を求めました。副部長は「持ち帰ります」と答えました。

 

小鹿野町の出浦農民連理事は、「ワクチンを接種となれば、獣医が足りない」として、接種できるのは県職員である家畜防疫員だけとなっている基準緩和を求めました。県職員の獣医は50人程度しかいないため、全頭のワクチン接種となれば明らかに獣医がたりません。

副部長は「臨時職員として獣医師を確保しなんとか対応する」と答えました。