山﨑県議、初の本会議討論「キックボードの規制緩和認められない」

6月27日、山﨑県議は、電動キックボードの規制緩和議案に反対し討論を行いました。

討論全文は以下の通りです。

議案は、党県議団以外のすべての賛成で可決されました。

 

日本共産党の山﨑すなおです。

党県議団を代表して、

第83号議案 埼玉県高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に係る信号機等に関する基準を定める条例の一部を改正する条例

に対する反対討論を行います。

 電動キックボードは現行法では、原動機付自転車の交通ルールが適用されて

います。しかし、同議案は道路交通法改定をもとに、7月から最高速度20キロ以下等の車体を対象に、免許不要、ヘルメット着用が努力義務と自転車と同様の交通ルールに変更するとともに、重点整備地区の歩行者用青信号による通行を可能にする条例改定です。

電動キックボードは普及に伴い、事故も急増しています。電動キックボードによる交通事故は、2020年には10件だったものが、2021年に110件にもなりました。2021年9月から2022年11月の交通違反の摘発数は1600件を超えています。そして、歩行者やベビーカー、車いすなどの通行を妨げる無秩序な違法駐車によるトラブルも問題になっています。

この条例改定によって、歩行者との接触リストが高まり、トラブルの発生を助長

させることになります。人の命を危険にさらす規制緩和は認められないことか

ら本議案には反対といたします。