議運が「学校の傍聴に係る政治的中立性を確認」?

 

 埼玉県議会9月定例会が25日開会し、県立熊谷工業高校を国の「高校教育改革方針」に基づく先導拠点として整備する費用などを計上した一般会計補正予算案、2025年度決算認定など14件の知事提出議案が上程されました。

 本会議に先立つ議会運営委員会では、藤井健志委員長(自民党)が、学校の校外学習の一環として生徒・児童が県議会を傍聴する際に、教育上の政治的中立性を損なうものでないかを議運が確認することを提案しました。6月定例会の一般質問で取り上げられた学校が、校外学習としてその質問を傍聴したためだとしています。

 伊藤はつみ県議は、なぜ議会運営委員会で傍聴の許可、手続きが必要となるのか」と質疑。藤井委員長は、質問には「あくまで政治的中立性を確認するもので、議会運営委員会で(傍聴の)許可をするものではない」と述べました。

 伊藤氏は、議会運営委員会での確認は、教育への政治介入につながり、学校を萎縮させると批判。「傍聴の手続きは議会事務局で、校外学習は県教育委員会と知事部局で対応すればいいことであり、賛同できない」と反対しました。

 伊藤氏以外に反対意見はなく、提案は正式に決定されました。

 9月定例会の会期は10月16日まで。常任委員会は10月9日、特別委員会は同14日に開かれます。