介護度4,5の入所者が増加 特養ホームを視察

IMG_00335月26日、村岡、金子、前原の3県議が川口市内の特別養護老人ホームを訪れ、介護保険制度の改正による影響についてお話を伺いました。視察には、地元の市議団も同行しました。

とにかく加算をとらないとやっていけない
応対した施設長は、「加算条件を満たすために介護度4,5の入居申込者しか現在受け入れていない。入所申込みは80歳代の方がほとんど。90歳から100歳の入居者も増えている」と話していました。その結果、看取り対応を行う入居者も増え、若い職員をはじめ、精神的負担が大きくなっているとのことです。

資格取得支援の継続を
さらに、施設では、無資格の高校新卒者の採用にも力を入れ、資格取得を支援しています。施設長は、県の合同入社式に新入職員6名が参加したことを紹介し、新たに創設された県の資格取得支援のための補助金の継続を求めました。

災害時には要援護者を受け入れる
震災時の対応について、施設は15名の災害時要援護者を受け入れる協定を川口市と結んでいます。施設長は「大地震のときは、近所の避難者も受け入れざるをえない。ケースバイケースで対応するしかない」と語っていました。

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お忙しいなか、対応いただきありがとうございました。