団体との懇談④インボイスで新たな課税業者は1100万。インボイスの中止を

団体との懇談2日目。午後は農民連、埼商連、母親大会、民青同盟が参加し、前原かづえ県議と伊藤岳参議院議員の秘書がお話をお聞きしました。

前原県議は冒頭、「みなさんからの要望を聞かせていただき、さらに県政を前に進めていくために力をつくしてまいります」とあいさつしました。

 

農民連は「40年前の畑知事のとき県予算における農業関連予算は全体の5%を占めていました。いまは1%にすぎません。上田前知事も『農業は大事にする』というけれど、農業研究センターの職員は減らすし、実態が伴っていない。農業予算を増やしていただきたい。また職員も増やしてもらいたい。

 

埼商連は「インボイスによって新たに課税業者となるのは全国で1100万と言われています。インボイスは究極の課税装置。なんとしても中止を。また国保税が高すぎる。国保税をきちんと払うと医療費を払えないから病院にかかれないという実態も生まれています。払える国保税に。そして窓口負担の減免を」と話しました。

 

母親大会からは「保育士さんたちから『0歳から2歳児は子どもを片手でだっこし、片手で子どもが舐めたところを掃除していて、保育をしているのか、掃除をしているのかわからないくらい大変な思いをしている』との訴えがあり、保育士の増員や給料アップが必要です。また私たちは今度大会をオンラインと現地参加のハイブリットで行いますが、公共施設にwi-fiが配備されていなくて困っています。すべての公共施設にwi-fiなどのネット環境整備を」との訴えがありました。

 

民青同盟からは「親の収入が減っていて、仕送りの額も減っています。そこに物価高騰が直撃しています。ある1年生は仕送りを2万円もらっていましたが、親からもう仕送りできないと言われ、生活費を自分で稼ぐことになりました。バイトを増やさないといけない。少しでも自給のいいバイトを探さないといけない。『本当に大変』と話していました。学費の負担軽減、賃金アップ、給付制の奨学金の枠の拡大とともに、現在返済中の人の返済を免除する制度が必要です」との話が出されました。