県民の安心安全を守れ――オスプレイの飛行などについて県と平和委員会が懇談

8月26日、平和委員会のメンバーが県庁を訪れ、企画財政部の基地担当者らと懇談しました。柳下礼子県議、秋山文和県議、前原かづえ県議が同席しました。

主に、「米軍機などの飛行について」、「米軍横田基地から米軍所沢基地への土砂搬入問題について」、「自衛官募集業務について」の3点で懇談しました。

 

【米軍機などの飛行について】

米軍機などの飛行状況については平和委員会の方から目撃状況を報告。日高市に住む男性は「高麗川駅西側の上空でオスプレイが飛行モードからの切り替えを行っているのを目撃した。オスプレイはモードを変える時が一番墜落しやすいとされている。そんなところでモード変換をやるべきではないと県からも強く申し入れてほしい」と話しました。

【米軍横田基地から米軍所沢基地への土砂搬入問題について】

7月に行った埼玉県基地対策協議会としての要望で「米軍による土壌汚染調査が実施され、全ての特定有害物質が基準以下と確認されていますが、安全性をより確かなものにするために国で土壌汚染調査を実施すること。国が行わないのであれば、市による調査ができるように米軍に働きかけることを求めました」と説明がありました。

【自衛官募集業務について】

8月21日自衛官募集事務主管課長会議が行われ、会議の中身について県からの報告を受けながら、実際の募集業務について聞きました。

例年37万円ほどの補助金を受け、ポスター、チラシ、ポケットティッシュの作成、配布、掲示を行っているとのこと。

平和委員会の方から「自衛官の募集については募集業務を行わないということはできないと思う。自衛隊は災害支援、防衛出動、海外協力という3つの任務がある。一般的には災害救助で活躍する自衛隊というイメージがある。応募する側も災害救助で活躍する自衛隊を見て、人の役に立ちたいと応募している人が多いのではないか。しかし実際は集団的自衛権になってから海外協力がこれまでの活動から変質している。一般的な認識と実際の自衛隊の活動との間にギャップが生じている。そのことをふまえ、自衛隊の業務の実態をきちんと伝えるような募集を行うべきではないか」という発言がありました。

柳下県議は「県民の安全安心を守るのが地方行政の役割です。ご一緒に力をあわせてください」とまとめを述べました。