政務活動費不正使用の詳細把握を議長に要請

8月21日、日本共産党埼玉県議団、民進党・無所属の会、無所属県民会議共同で小林哲也議長に代表者会議の開催を求める要請を行いました。

『県議の沢田力氏が政務活動費の不正使用が発覚し辞任する事態となったが、その詳細がいまだに分からない状況になっている。有権者から、この件について質問をされても正確な回答が出来ずに苦慮している。県民の県議会に対する信頼は大きく損なわれている中、今回の事件の詳細を議会全体で共有出来るよう、各派からの代表者会議を速やかに招集してもらいたい』と申し入れました。

三会派で要請文を議長に手渡す

 

これに対し小林議長は『(改善に手をつけるのは)その通りだ。この件は自民党に話を伝えておく』と述べました。

 

 

 

 

【以下は要請文】

代表者会議の開催を求める件

今般、埼玉県議会自由民主党議員団に所属していた沢田力氏が政務活動費の不正使用の報道後、事実を認めて辞任する事態となった。所属会派において、除名処分が行われた後に辞職となっているが、所属会派以外の会派には、新聞報道以外の事実が杳として知れず、6年間にわたって行われた不正で、金額も小さくない事件、かつ補欠選挙になる事態であるにもかかわらず、詳細がわからない状況に置かれている。

今、県民の県議会に対する信頼は大きく損なわれている。信頼回復には、政務活動費に関するチェック制度をどのように強化するかが重要になってくると思われるが、何が起きたのかの事実がわからない中では、その作業に取り掛かることもできない。各議員がそれぞれの地域でこの問題についての質問を有権者から受ける時、正確な事実を以て回答できない事態も問題である。当該議員の不正が、指摘があった領収書に留まるのか否かについても、事実がわからない中では、確信の持てない状況に各議員は置かれている。

ついては、貴職において、今般の事件の詳細を議会全体が共有できるよう、代表者会議をできる限り速やかに招集していただきたい。

以上要望する。