「雪の日は命がけ」秩父郡市の県道を調査

秩父市で4月22日、軽乗用車が崖下へ転落して4人が死傷した事故を受け、党県議団は秩父郡市の県道調査を5月12日に実施し、その後秩父県土事務所で南副事務所長と懇談しました。

 

 

 

 

 

 

行楽シーズン大渋滞の国道299号線から数百メートルの県道で落石


昨年、県道53号青梅ちちぶ線の落石について、地元・浅見横瀬町議から相談をうけました(写真左)

 

 

 

現場を見ると落石箇所のすぐわきまでは、防護フェンスがついています。

なぜ、ここまでで、フェンスをはるのをやめてしまったのか・・・?調査と対策を求めていきます。

 

 

 

 

 

 

雪が降ったら、命がけの県道367号鈴木・小森線

両神工業前で、急激に狭くなる県道です。奥に向かって、右側は写真のように澤が流れ落ち、落石の危険が大です。

 

 

 

 

一方、左側はすれ違いのできない狭さに加え、きりたった崖にガードレールがありません。上流の川塩地区には50軒あまりが暮らしています。

地区の人々は「雪が降ったら命がけ」と言い合っているそうです。

早急な落石対策とせめてガードレールが必要です。

 

 

 

トンネルが廃止に??

県道37号線旧荒川村古池地内の双上トンネルはすれ違いができません。もうすぐ、迂回新道ができるので、このトンネルは使用する必要がなくなります。

県が、このトンネルを廃止してしまうという噂が流れていますが、地元にとって徒歩での使用を続けていきたいという声もあります。

その後立ち寄った秩父県土事務所の副所長は「新道開通後は、トンネルは市に移管する。」として、市に決定権があることを明らかにしました。

 

 

 

タイヤホイール痕なまなましい、浦山橋事故現場

4月の事故現場。軽自動車は、写真の橋右手の柵を突き破って転落しました。写真中央から、生々しいホイールの傷跡が転落現場まで続いています。

ブレーキを踏んだ後はありませんでした。動物との衝突という噂もありましたが、タイヤがパンクし、ホイールが路面に接触しているので、落石であることは間違いなさそうです。

 

崖のちょうど議員団の後ろは、落石フェンスが切れ入山口として開いています。

落石は、この入口から道路に落下したとみられます。現在はご覧のとおり木の板でふさいであります。

秩父県土事務所副所長によると、このような入山口は、秩父地域で65か所あり、現在調査を進めているとのことでした。(報道によると県内で97か所)

 

その後、秩父県土事務所で懇談。本日の調査結果と、長瀞町や皆野町からも県道整備の要望が次々出されました。

 

秩父地域に危険な箇所が多数存在していることはよくわかりました。貴重な若者の命が奪われた事故の教訓を生かし、中山間地の県道整備を求めていきます。