第60回 自治体学校in福岡 (3日目)

自治体学校in福岡は、3日目の全体会で幕を閉じました。

最終日は、水俣病訴訟やよみがえれ!有明訴訟で活躍した馬奈木昭雄弁護士が「くらしの現場で国民主権をまもろう-国民主権と『地方自治』を実現するためにたたかい続けること-」と題して特別講演を行いました。

 

 

馬奈木氏は、自分たちの権利は自ら主張することで守ることが重要だとし、憲法の国民主権や権利も国民の不断のたたかいによってそれを侵害する国家権力から守ることができるとし、主権者としてみずから声を上げる重要性を強調しました。また、地方自治の本質は住民の合意形成であり、行政は合意を形成するために十分な情報提供と住民議論の場を提供することが大切だと指摘。「全体の奉仕者」として行政が役割を果たすためには、行政が企業など特定の者の立場でなく、住民の立場にたって住民ともに考え、政策に取り組んでいく姿勢が求められていると語りました

 

最後に参加者の感想が交流され、閉会のあいさつが行われました。

【報告リポート】
自治体学校・福岡リポート3日目