大雪被害・倒壊ハウスを調査(小鹿野町)

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左から出浦町議と村岡、前原両県議

1月18日の大雪による農業用パイプハウスの倒壊被害について、党県議団は21日、小鹿野町の被災農家を訪ね、現地調査を行いました。出浦正夫町議の案内のもと、村岡正嗣、前原かづえ両県議が農家から被害の実態、県への要望等を伺いました。

親子でフルーツトマトなどを栽培する般若地区の守屋さんは、二年前の大雪で倒壊したハウスを10棟再建しましたが、そのうち2棟が全壊、1棟が損壊する被害が出ました。当日の朝は、重い雪が40~50センチは積もっていたとのことです。
守屋さんは「国の補助金が同等の仕様で再建したハウスしか支給対象とならないため、19ミリのパイプハウスを25ミリの補強パイプハウスで再建したかったができなかった」と話します。深刻な資材不足や人手不足でハウス再建が遅れ、昨年の春にようやく再建したものの、結局、トマトを一回収穫しただけでまた倒壊してしまったそうです。守屋さんは「融資では返済がこわく、とても再建できない。若い人が希望もてる支援をお願いしたい」と話し、県議団にはビニールハウスの補強、融雪設備(ボイラー等)の購入への助成など県への要望を託されました。

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両神薄(うすき)のきゅうり農家は、2年前の大雪で19ミリパイプハウスを25ミリで再建しましたが、今回の大雪で補強したハウスが再び倒壊してしまいました。前日の夕方からボイラーをたいていたにもかかわらず、朝7時すぎに雪の重みで倒壊したそうです。
昨年の春に再建してから2回の収穫を終え、2月はじめに200本の新しい苗を植えようと準備を終えた矢先でした。苗床もきちんと整備された倒壊ハウスが被害をうけた農家の苦悩を物語っているようでした。

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