市民の日常を支える公共交通ー桶川市と懇談

懇談する埼玉県議団。奥は桶川市議団。

9月12日、日本共産党埼玉県議団は桶川市の公共交通の政策を学ぶために同市の職員と懇談をおこないました。

ほぼ市内全域をめぐる4つのコミュニティバス路線

懇談には秋山県議、前原県議、金子県議が出席し、党桶川市議団からは佐藤市議、星野市議が同席しました。

埼玉県のほぼ中央に位置する桶川市は人口7万5000人の自治体で、24年度の埼玉県調査資料によると、コミュニティバス(市内循環バス)の人口当たり1日の平均利用者数割合が県内では鴻巣市に次いで二番目に高いのが同市です。

一番の目的は交通弱者のために

懇談の中で、まず桶川市の安心安全課の職員から「公共交通空白地帯の解消」と「高齢者等交通弱者の移動手段の確保」を市内循環バスの目的として掲げて運用していると説明がありました。

路線図を見ると、桶川駅を中心にほぼ市内全域をまわる4本の循環バス、要望にも応えながら、運行時間や路線を調整してきたとのこと。全路線が100円のバスの運賃は市民から喜ばれているそうです。

懇談の中で「今後の課題は何ですか?」との問いに職員は「市内の路線バスの経営を圧迫、撤退させない様にいかに競合を回避していくか」「多くの市民にこれからも利用してもらい持続可能なバスにしていくかが課題」と答えました。

市民や関係者と連携しながら、日々、市民の日常の足として機能しているコミュニティバスの姿を学びました。