児童養護施設での虐待体験語る青年ー施設内虐待を許さない会が県に通告

ドッグフードを食べて飢えをしのいだ

1月8日、埼玉県内の児童養護施設で暴力などの虐待を受けたという青年二人が、施設内虐待を許さない会とともに埼玉県に実態を告発しました。

党県議団から秋山もえ県議が、また梅村さえ子元衆議院議員が同席しました。

初めに会の事務局長竹中勝美氏が、

埼玉県内のA児童養護施設の副園長による

・幼児の両耳をつかんで持ち上げぶらぶらと揺らし、落とした。

・虐待で病院に行っても、職員が「子供同士のトラブル」「勝手に転んだ」などと説明し、虐待を訴えることができなかった。

・殴られて傷をおっても「インフルエンザにかかったので休ませる」と学校に連絡し傷が治るまで学校を休ませられ、学校に虐待が気づかれないようにしていた。

・副園長に許されないと食事ができなかった。

・怖くて副園長に謝れない子は犬の餌を夜中に食べて上をしのいでいた。

・児童を正座させ太ももとふくらはぎの間にモップを挟み膝の上に副園長が足をのせ重みをかけた

(概略)

などの虐待通告、また

①虐待事実の調査 第3者委員会の設置 子どもたちの通った病院のカルテ調査 児童と卒園児童の調査

②虐待者の責任を明らかにし、県と施設は謝罪すること

③職員の暴力と子ども間の暴力を含めた再発防止策

を求めることと、一連の経緯について公表すること

などを求めた通告書の説明を行い

その後、虐待を受けたという青年二人が、通告内容を詳細に証言しました。

ドックフードを食べていた子どもたちの名前まで明らかにして語っており、信ぴょう性を感じました。

 

埼玉県子ども安全課は、「調査する」と語りました。

6年間で県内27名の児童が虐待被害うけている

埼玉県内の児童養護施設等では、平成25年度から30年度までの間

8件の虐待該当事案が発生し 男子17名 女子10名が被害を受けています。うち、5件は性的虐待です。

県が講じた措置は主に文書による指導です

平成26年に起きた虐待該当事案は、職員4人から性的虐待とネグレクト小・中・高校生男子3名女子5名が被害を受ける深刻なものです。

 

 

 

埼玉県被措置児童等虐待事案の状況