あなたの願いを県政にとどけます 日本共産党埼玉県議会議員団

政策・提案

県民に開かれた委員会運営について
2013年9月13日
埼玉県議会議長 細田徳治 様
日本共産党埼玉県議会議員団
団長 柳下礼子


県民に開かれた委員会運営について


 県立高校の日本史教科書の採択に関わって文教委員会の閉会中審査が2日に行われました。県民の高い関心を集める議題であったため、当日は50人近くの県民が傍聴のため県議会を訪れました。
しかし、現行の埼玉県議会傍聴取扱要綱(以下、「傍聴取扱要綱」とする)第3条及び第4条は、傍聴人数を最大20人とし、それを超えた場合は開始10分前までに受付した希望者による抽選で傍聴者を決定するとしています。
そのため、10分前までに受付した39人は抽選のくじを引くことができましたが、傍聴手続きを知らず開始直前に来た傍聴者はそのまま帰らざるをえませんでした。傍聴希望者からは「抽選くじすら引けないのはおかしい」「全員を傍聴させるべきだ」などの声があがり、現場は混乱しました。また、傍聴した県民からは「質疑が聞き取れなかった」「議事録をすぐに見たい」との声も寄せられています。
 このような県民の声をふまえ、各委員会の審議をより県民に開かれたものにするため以下の通り申し入れます。



一、「傍聴取扱要綱」第3条および第4条を改定し、原則として希望者全員が傍聴できるようにすること。それが実現するまでは、別室でモニター視聴できるようにするなど必要な措置をとること。
一、「傍聴取扱要綱」第2条の報道関係者を県政記者クラブ加盟各社に限定せず、希望する報道関係者が傍聴できるようにすること。
一、各委員会室の発言席にマイクを設置すること。補聴器をつけている傍聴者のために磁気ループシステムを導入すること。
一、各委員会の議事録は早急に作成し、開示すること。その際は、埼玉県議会の議事録検索システムで県民がアクセスできるようにすること。また、本会議と同様に委員長の許可があれば録音できるようにすること。

以上


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