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政策・提案

定例記者会見における知事の改憲発言について
                          2013年5月2日
日本共産党埼玉県議会議員団
                          団長 柳下 礼子




定例記者会見における知事の改憲発言について


4月30日上田清司知事は、定例記者会見の場で現行憲法の改正を肯定し、「第9条について陸海空この戦力を持たないと憲法にあるが、自衛隊は戦力であり、はじめから嘘をついてる」などの発言をした。自治体の首長として極めて重大な許し難い発言である。憲法を踏みにじり、解釈改憲を重ねてきた歴代政府に問題があるにもかかわらず、憲法の方をかえるべきだという理屈であり、本末転倒である。憲法に基づいて現実を改めるべきである。憲法99条は「・・・公務員はこの憲法を尊重し擁護する義務を負ふ」と定めており、この一連の発言はこの条項に抵触しかねない。
安倍首相をはじめとして、憲法の96条改憲が計画されているが、この狙いは9条改憲にある。憲法9条を堅持するというのは国民多数の意見である。わが党は憲法9条はもちろん、それに直結する96条改憲も絶対に認めることはできない。知事は700万県民の代表として、上記の発言を撤回すべきである。



以上

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