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映画『となりのトトロ』のふるさと狭山丘陵の保全のために-柳下県議一般質問
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所沢市の狭山丘陵は、あの宮崎駿監督の映画「となりのトトロ」で有名な、起伏のある豊かな雑木林です。オオタカが生息し、蛍もいる湿地の水源地にもなっています。絶滅危惧種のカンアオイなど希少な植物の生存も確認され、地元から愛されるとともに、県立狭山自然公園として、県内外のみなさまの憩いの場となっています。




一方、都心からわずか30分程度と利便性が高く、土地活用の需要も依然として高いことから、相続等の理由で、貴重な樹林地が改変されていく状況が続いています。
開発がすすむ狭山丘陵
開発がすすむ狭山丘陵










公有地化と特別地域の指定を求める
柳下県議は
「現在、所沢市としての強い要望は、県立狭山自然公園に関して、第1に公有地化、第2に特別地域指定です。日本全国に知られたトトロのふるさとをまもるためにも、市の意向を尊重して、第1に地権者が土地を手放さざるを得ないなど、緊急性を要する場合、迅速に公有地化を進めること、第2に、希少種が生息するなど貴重な地域について特別地域指定を推進することを求めます。」と環境部長を追及しました。


市の意向尊重して
半田順春環境部長は
「埼玉県身近な緑公有地化事業で対応してます。
この事業は保全の必要性が高い地域で市街化区域では1千平米以上、それ以外の区域では2千平米以上の土地が対象になります。」
「対象地が樹木の伐採、土地の形質の変更等により、景観などが著しく損なわれる恐れがあると認められる場合には、県が2分の1以内、残りを市が買収するという制度です」
と、説明して
「今後とも地元市から公有地化の申し出があった場合」協議すると答弁しました。

また
特別地域の指定について
「特別地域の指定を受けた土地は、県の許可がなければ、建物の建設や土地の形状変更はできず、地権者は自らの財産の活用に厳しい制約が課せられます」と
説明した上で
「地元市から要望があれば」検討すると答弁しました。



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