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県政トピックス

オスプレイの埼玉上空飛行 県は情報収集を
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埼玉県平和委員会は、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイの飛来をはじめ、米軍横田基地・自衛隊入間基地など航空機問題で埼玉県企画総務課の基地対策担当と8月22日、懇談をしました。柳下礼子県議が同席しました。







18m針金が航空機より落下
まず、県平和委員会代表の二橋元長氏より、この間行ってきた米軍航空機監視活動を報告。その中で各地で飛行回数の増加や低空・早朝深夜の飛行、編隊飛行など過去よりエスカレートした事例が増えている、また昨年来18メートルの針金とパネルが米軍機より落下しているとの指摘がありました。


県民からの情報は大切
応対した広域調査・基地対策担当の高橋健副課長は、「県として、定点観測する体制もない中、県民からの情報が大切。情報提供をいただいたら必要に応じて北関東防衛局に通報する。また、基地対策協議会を通して、訓練の回数減を要望してきたところだ。」としつつ「訓練の必要性は御理解いただきたい」「部品落下については防衛局から年2回報告を受けている。落下したパネルはA4版程度」と語りました。



オスプレイ飛来、県内で繰り返し目撃
二橋氏は、事故多発が問題になっている米軍輸送機オスプレイ2機が、19日午前に飯能市上空を相次いで飛行し、また21日にも2機日高市・飯能市上空を飛行したこと、とりわけ19日には日高市上空で「転換モード」が目撃されていることを報告しました。また、オスプレイのような構造は、日本の航空法では飛行を禁止されており、特に危険性の高い転換モードは、日米間の合意で基地上空のみとされていること、そもそもオスプレイは「敵地侵攻」のための輸送機であることなど問題点が指摘されました。

基地対策協議会でも新規要望した高橋副課長は、「オスプレイについては、基地対策協議会でも新規項目として情報提供を求めている。全国渉外知事会の8月1日の要望活動でも『オスプレイの安全性の説明と情報提供』を求めたところである。」と述べ、特に「転換モードについては日米間の約束を違うものであり、証拠があれば防衛局に申しいれる。」と語りました。


横田基地周辺だけの情報提供
また、オスプレイ飛来情報について、平和委員会会員より、「外務省や防衛省の情報提供が、都道府県によって対応が違うのではないか。都内自治体への情報が所沢や入間市には来ていない」という質問に対して
「7月19日のオスプレイ初めての飛来については、横田基地周辺の5市1町に情報提供が行われ、それを報道した新聞を、我々埼玉県がみて、防衛局に問い合わせてようやく知った。」と認めました。


「沖縄でも、岩国でも,神奈川でも、どんどんオスプレイは転換モードで飛んでいると聞いている。初めのうちに、県としてきちんとした対応をしてほしい」
と平和委員会は県の機敏な対応を求めました。

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