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大雪災害に党県対策本部と県議団が県に申し入れ 人命救助・孤立集落の解消、農作物の壊滅的被害への対策など求める
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日本共産党埼玉県委員会大雪災害対策本部と日本共産党埼玉県議会議員団は、埼玉県内で発生した記録的大雪による災害への対策について埼玉県に申し入れをおこないました。
 人命救助を最優先に孤立集落の解消にむけた対策に万全を期すことなどの申し入れに対し、応対した岩附N夫副知事は、トンネルに避難していた人たちのヘリによる救出が進んでいること、県農林部の職員も土日も総出で農業被害を調査していること、各自治体から被害状況を詳細に報告してもらうよう徹底していることなど県の取り組みを報告し、わが党の申し入れに対して「検討して対応させてもらう」と答えました。
以下、申し入れ全文です。

埼玉県知事 上田清司 様
2014年2月17日 
日本共産党埼玉県委員会大雪災害対策本部
 本部長 荻原 初男
日本共産党埼玉県議会議員団      
       団 長 柳下 礼子
 
 

埼玉県内大雪災害対策についての緊急申し入れ

2月14日から15日にかけて記録的大雪に見舞われた埼玉県各地域では、交通網の寸断、停電・断水などで集落の孤立化が続いています。党県議団に寄せられただけでも、命を脅かし兼ねない緊急事態があちこちで報告されています。秩父市内をはじめ各地で、倒木や立ち往生した車が道路をふさぎ、火災や急病人のための緊急車両の通行を妨げています。物流も途絶え、高齢者施設では非常食を1日2食にしたところもあります。一刻も早く幹線道路はじめ輸送路の開通が急がれます。
農業被害は甚大になることが予想されます。出荷直前のイチゴビニールハウスをはじめ、深谷市や本庄市など9割方のハウスが倒壊したという情報もあります。県は早急な対策を検討し、国に対し農業被害への特別な支援を要請すべきです。
埼玉県は、深刻な集落の孤立に対して、15日に秩父市から自衛隊派遣要請を受けましたが、知事は派遣要請を行いませんでした。一方、東京都は知事の判断で、孤立集落への道路開通のために要請を行い、自衛隊朝霞駐屯地から3台の除雪用重機が派遣されました。これ以上の孤立状態は人命にかかわる問題です。
つきましては、以下の内容について緊急に申し入れます。

人命救助・孤立集落の解消
一、人命救助を最優先に、孤立した地域・集落対策に万全を期すること。
一、国道140号線・299号線など国道・県道を、県の総力をあげて一刻も早く開通すること。一、市道や林道などの除雪・開通のために、支援等全力をあげること。
農業被害に対して
一、農作物やビニールハウスの壊滅的被害等に対して、早急に救済措置を検討すること。
一、損壊したハウスや倒壊した農業施設等の解体・撤去・片付けを支援すること。
全体的な問題として
一、県内の被害状況全容、鉄道・国道・県道など交通情報や孤立集落の状況やビニールハウスなど農業被害、建物倒壊状況等の把握に全力をあげること。
一、市町村と連携をとりながら,災害対策に万全な対策を講ずること。
一、国に対し、激甚災害法等の指定を要請すること。
自衛隊の派遣について
一、地元自治体から要請があった場合、その意向を尊重してすみやかに対応すること。
その他
一、県民に被害状況と対策状況が正確に伝わるように、県HPのトップページ「重要なおしらせ」に載せるなど分かりやすく広報する。
以上


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