調整池の生物多様性の保全を 自然保護団体が県に要望

IMG_00027月12日、上谷沼調節池の環境保全に取り組む「ふるさと上谷沼 地域創造塾」(代表・貴家章子)の役員らが、市民協働による上谷沼調節池の生物多様性の保存を求める要望書を県に提出し、懇談しました。党県議団の柳下礼子、村岡正嗣両県議も同席しました。

 

 

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オオヨシキリ

上谷沼調節池は、川口市芝とさいたま市南区太田窪にまたがり、河川の氾濫を防ぐための広大な緑地。夏にはオオヨシキリが営巣するなど、貴重な野鳥の生息地となっています。

懇談では、これまで県土事務所と協議しながら刈り残してきたヨシ原を一方的に刈り取らないこと、今後も市民団体との協議を県として位置づけることなどを求めました。また、「上谷沼調節池の利活用に関する勉強会」の継続、環境部による調節池の生物多様性の実態調査も要望しました。

参加者は、「住民の苦情について、昔ながらの自然を守ることの重要性は管理者の県こそきちんと説得する必要がある」「自分も保全活動にかかわるようになって、調整池の大切さがわかるようになった。県も住民が活動への理解を深めるために努力をしてほしい」など訴えました。

村岡県議は「環境部も現地調査して、県土事務所にアドバイスしてほしい。苦情の住民にきちんと説明し、妥協点を探る努力をしてほしい」と話しました。

最後に、柳下県議があいさつしました。

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