県環境整備センターと資源循環工場を視察

1月27日、秋山文和、金子正江、前原かづえの各県議は、寄居町にある県環境整備センターと彩の国資源循環工場を視察しました。元衆院議員の岩佐恵美さんや地元の大沢博寄居町議らも同行し、同センターの鈴木郁夫所長が応対しました。

はじめに、鈴木所長から施設について説明を受けました。

埼玉県環境整備センターは、廃棄物の処分地を自ら確保することが困難な県内の市町村・中小企業などのために、廃棄物の広域的埋立処分場として整備されました。同センターには、国内外から年間2000人の見学者が訪れています。
平成27年度には、県内の2/3ほどの41市町村から一般廃棄物が搬入され、県内5事業者から産業廃棄物を受け入れています。年間埋立量は、33,184トンにのぼります。
同センターは埋立手数料で運営されていますが、平成元年には8,000円(燃え殻など)だったものが、現在は21,600円に引き上げられています。

また、彩の国資源循環工場は、9つのリサイクル工場、3つの自動車関連工場が稼働し、埋め立て跡地は三ケ山メガソーラーや三ケ山緑地公園として利用されています。

資源循環工場については、同日の朝日新聞(埼玉版)で、廃業した「埼玉環境テック」が、2015年に県産業廃棄物指導課による不法投棄の指導をうけながら、行政処分がおこなわれなかった事実が報道されていました。
鈴木所長は「今朝の新聞報道を見て驚いている。テック社が産業廃棄物を扱い、そういう事実があったことは承知している。ただ、処分については担当部署が異なるために答えられない」と話しました。

供用中の3号埋立地

続いて、供用中の3号埋立地と次期供用開始予定の13号埋立地をバスで回りました。
3号埋立地では、埋立地内を各ブロックにわけ、順番に埋め立てることでブロック番号によって何の廃棄物がいつ埋め立てられたかが把握されているのことです。

 

 

13号埋立地はすでに完成し、供用を待つばかりです。

その後、2000度の溶融炉で廃棄物をスラグなどにリサイクルするオリックス資源循環株式会社や、廃蛍光管のリサイクルを行株式会社ウム・ヴェルト・ジャパンを見学しました。

蛍光管リサイクルについて説明をうける